2006年02月16日

●pHによる色変化と時計反応

塩化tert-ブチルに水を加えると、加水分解を起こしてtert-ブタノールになる。
この反応をうまく利用してやると、自動的に七色を呈する液体を作ることができる。

溶液1:親水性の有機溶媒に塩化tert-ブチルを溶かす。
溶液2:水酸化ナトリウム水溶液に万能指示薬を加える。

1と2を混ぜると、青色側→赤色側へと時間の経過とともに混合液の色が変化する。
うまく濃度を調節すれば、一度に七色を再現できる。
指示薬を蛍光色素に変えても面白い。

尚、この実験に限らず、以降の記事に関しても具体的な実験方法は明記しない。
これは、ベストな調整を発見するのはあくまで実験者本人であるべき、という筆者の信念に基づく。
もしも記事の内容を再現したいという方がいらしたら、自分で調べるなり何なりして頑張って頂きたい。

コメント

おお、これは何か聞いたことあるね。
しかし実際にやってみると言っても、塩化tert-ブチルはどうやって手に入れるんだろうか……(笑)

化学部とか入ってないとまず無理だね。
危険物取扱を取ってからなら買えるのか(?)。
それと、多分聞いたことあるのはB-Z反応の系統じゃないかな。
今回書いたやつは某専門書の反応を僕がアレンジしたやつだから、実験としてはそうそう人目につくものではないかと。
気が向いたらB-Zなども書きます。

確か英語か何かで、七色に変化する化学反応の文章を扱ったよね。それかな。

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ある程度古くなった記事については、よほど活発な議論がコメントでなされてる場合以外は非表示にしちゃってもいいかも。

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