2006年02月13日

●グリーン関数

Lを変数xに関する線形微分作用素とすると、Lのグリーン関数G(x;x')は、
LG(x;x') = δ(x-x')
で定義される。(δ(x):ディラックのデルタ関数)

例えば微分方程式 Lf(x) = g(x) を解きたいときには、LG(x;x') = δ(x-x') の解G(x;x')を求めてから、f(x) = ∫G(x;x')g(x')dx' を解けばよい。この解法を特にグリーン関数法と呼ぶ。
イギリスの数学者、ジョージ・グリーンの名前をとってグリーン関数(Green's function)というそうだ。

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