●ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』
岩波文庫・赤/413p
確かに名作。
しばらく忘れていた小説的な感動、物語的な感動というものを思い出させられた。
思えば近頃は、小説を読んだ気になっていてもどこか冷めた目で読んでいて、本当に熱中していたときにだけ感じる寂寥感とも言うべき読後感は味わっていなかった気がする。
この本を、偶然にも手にとれたことに感謝しよう。
ええ、あなたのおっしゃる通りね、明日はきっと雨になるでしょう。
家族だった人たち、家族になる人たち、家族のない人たち――ラムジー一家というひとつの家族を巡る、さまざまな人間たちの、心の物語。
11706p/42195p
コメント
最近論理哲学ばかりで小説読んでないなあ
今度会った時貸してくださいな
Posted by: ひまじん | 2006年06月16日 00:18
交互ぐらいに読むのがいいのかもしれない。
もちろん。雨が降らなければ次の休みにでも横浜へ出向きたいくらいだけれど……。
Posted by: 夕波 | 2006年06月16日 00:27