2007年01月02日

●椎名誠『ガリコン式映写装置』

本の雑誌社/311p

様々な顔を持つ椎名誠の、こちらは映画監督としての一冊。
映画制作の一連の話から映画に関するエッセイまで、あらゆる雑誌に掲載された文章がまとめて収録されている。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の面白いのは映画的表現でするのが最も効果的な話を、ちゃんと映画でやっている、ということだと思う。

という一文にものすごく共感した。
メディアは手段だ。
目的・内容に応じて使い分けるものなんじゃないか。
面白い作品は、その内容をしっかりわきまえ、表現している。
…こういう含みを持っているように感じられた。

23621p/42195p

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