●夜明け前より瑠璃色な
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AUGUST発の正統派ラブロマンス。通称「瑠璃色」。
舞台は(おそらく)数百年後の未来。地球と月が大まかな舞台。
その中でも中心は、満弦々崎中央連絡港市という、鎖国状態の地球と月との唯一の接点となっている都市。
それぞれのシナリオはパラレルワールド&マルチエンディング方式で、メインヒロインは2部構成になっている。
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朝霧 達哉・・・主人公。普通。
フィーナ・ファム・アーシュライト・・・メインヒロイン。月の王国のお姫様。
ミア・クレメンティス・・・フィーナ姫の侍女。個人的に大好き。
朝霧 麻衣・・・義妹。吹奏楽部所属でフルート担当。
鷹見沢 菜月・・・幼馴染。トラットリア左門の看板娘。
穂積 さやか・・・従姉のお姉さん。月への留学経験の有るエリート。王立月博物館の館長代理。
リースリット・ノエル・・・作品の鍵となる少女。もとい幼女。シナリオへの重要関係度300%。
カレン・クラヴィウス・・・攻略対象ではない。胸の小さいメガネ秘書官。個人的に大好き。
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オープニングソングはメインヒロインのフィーナ姫視点での作曲なので力強く、凛々しい曲。
エンディングはうまく余韻を残す曲で、それぞれ公式ページからダウンロードできる。
BGM、SEに関しては文句なし。雰囲気にもぴったりで、タイミングもばっちり。お手本になりうる作品ではないでしょうか。
特に気に入ったのがタイトル画面にも使われているMorning gloryという曲。落ち着いていて壮大な雰囲気をかもしだしている。
全体的にピアノや管楽器がメインで、感じとしては「ポップなクラシック」といったイメージの曲が多い。
キャスティングは新人が多いものの、それを感じさせない演技力。
特に仁さん。からかい役を見事にこなしていました。
あと、左門さんが渋くていいオヤジでした。
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AUGUSTということで、今までの作品と同様にべっかんこう様。
相変わらず可愛い絵を描きますね。萌える絵ではないんです。小奇麗にまとまった絵とでも言うのか・・・。
斜め45度のからの描写が以前よりも上手くなられた気がしなくもない。
キャラクターに背景がよくハマっていて、違和感を全く感じない物が多いのもいいところ。
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月のお姫様が主人公の家にホームステイしにくる。さてさてその後の展開は?といったプロローグからスタート。
全体のテーマは平和・家族愛といったところか。非常に泣き要素が多い。
おすすめはミアシナリオ。姫の侍女という役割の彼女ならではの展開が好き。